そう言って立つと男子高校生はよろよろとそこに座った。
「・・・いっつもこの電車に乗ってるの?」
「はい?」
よく見るとイケメンだなぁ、と見つめていると飛んできた突然の質問につい疑問形で返してしまった。
「いや、ただ水筒洗って返そうと思っだけ」
「え?・・・あぁ、そんなの良いですよ!私が勝手にやっただけですし!」
というかこの人、タメ口で話してきたな。別にいいんだけどさ。
「でも・・・」
男子高校生は申し訳なさそうにしている。
「あなたの言う通り、私はいつもこの時間、この電車のこの車両に乗ってますよ。もちろん明日も」
その状況に耐えきれなくなってこう提案した。
だってイケメンなんだもん。仕方ないじゃん。
「そっか」
ホッとしたのか男子高校生は水道水を1口飲んだ。
これが私と仁坂の出会い。
そしてその次の日にその男子高校生はちゃんと水筒を返しにきてくれた。
それ以来私はちょくちょくその男子高校生に話しかけるようになった。
「・・・いっつもこの電車に乗ってるの?」
「はい?」
よく見るとイケメンだなぁ、と見つめていると飛んできた突然の質問につい疑問形で返してしまった。
「いや、ただ水筒洗って返そうと思っだけ」
「え?・・・あぁ、そんなの良いですよ!私が勝手にやっただけですし!」
というかこの人、タメ口で話してきたな。別にいいんだけどさ。
「でも・・・」
男子高校生は申し訳なさそうにしている。
「あなたの言う通り、私はいつもこの時間、この電車のこの車両に乗ってますよ。もちろん明日も」
その状況に耐えきれなくなってこう提案した。
だってイケメンなんだもん。仕方ないじゃん。
「そっか」
ホッとしたのか男子高校生は水道水を1口飲んだ。
これが私と仁坂の出会い。
そしてその次の日にその男子高校生はちゃんと水筒を返しにきてくれた。
それ以来私はちょくちょくその男子高校生に話しかけるようになった。