疲れた私は学校に行かず駅にうずくまってたの。
もう死んでもいいかなって思ってたから。

あとは仁坂が知っている通りだよ」

後半私の顔は涙でぐしゃぐしゃで鼻をすすりながら話した。

仁坂は何も突っ込むことはなく、ただ私の話を聞いてくれた。

「・・・話してくれてありがとう」

そう言うと仁坂は私の頭の自分の方に寄せ、私を優しく抱きしめてくれた。

男性と関わったことの無い私は驚きのあまり声が出ない。

「もう不安にさせないから。大丈夫。これからは俺が守るよ」

「ゔん。あ゙りがとゔ」

私は泣きながら仁坂のことを抱き締め返した。