隣の席の一条くん。

このまま爽太くんがその空気を読まなければ、なにかが勃発しそうな予感…!


「いいから、俺に関わるなよ」

「いや、そうはいかないんだよな〜。せっかく同じクラスになったんだしさ、仲よくしようぜ〜」


やっぱり爽太くん、空気が読めていない…!


彩奈に目を移すと、呆れた顔をしていた。


「爽太、あれ…やばいでしょ。一発ボコられるんじゃない?」


彼女である彩奈はそう言いつつも、内心ヒヤヒヤしながら様子を見ている。