隣の席の一条くん。

親友の彩奈と、隣の席の一条くんが仲よくなってくれたら、なんだかわたしもうれしいし。


「でもたぶん、クラスの男子は一条くんに嫉妬してるんじゃないかな〜?」

「嫉妬?なんで?」

「だって、授業中もひらりと仲よくしてるんだよ?心の中では『ひらりちゃんと楽しそうにするな〜!』とか思ってるよ、絶対」

「それなら、直接言えばいいのにっ」

「だから、それは一条くんがこわくて、面と向かって言えないんだって」