隣の席の一条くん。

入学式が終わり、体育館から退場すると、列を崩してわたしの隣にやってきた。


中学から変わらない金髪は、この高校でも目立っている。


「見てっ、あの人…」

「…うわぁー、超不良!こわそ〜」

「もしかして、2人付き合ってるのかな…?」

「そんなわけないでしょ!だって、どう見たって美女と野獣だよっ」


そんな声がこそこそと聞こえてくる。


「晴翔も噂されてるよ?」