隣の席の一条くん。

〈でも…、仕事も好きなんだ〉

〈それも知ってる〉


…しかし、両方続けることはできない。

つかんでいいのは、片方だけ。


子役の頃から、芸能活動をしていて――。

このまま仕事を続けて、行く行くはアイドルを引退して女優をしているのかなっていう、漠然とした未来や将来しか考えていなかった。


でも、今回のことをきっかけに、わたしはわたし自身を見つめ直すことができた。

そして、見つけることができた。


――なりたい自分の姿を。