隣の席の一条くん。

〈ひらりがこんなに悩んでるのは、…俺のせいだよな。俺がいなかったら、ひらりが責められることも――〉

〈晴翔のせいじゃないっ。わたしの…自覚が足りなかっただけ〉


“恋愛禁止”というアイドルの自覚が、わたしにはなかった。

だけど、晴翔を好きという気持ちをもう抑えることはできない。


〈わたし…、晴翔のことが好きなの〉

〈なんだよ、改まって。そんなの、知ってる〉