隣の席の一条くん。

…見つけた。


わたしの部屋の窓から見える公園のジャングルジムの上に、……金髪の人物がいることに。


あれは、…紛れもなく晴翔だっ。


〈晴翔…!なんでいるの…!?〉

〈あれ?もうバレた?〉


しかも、傘も差さずにずぶ濡れだ。


〈傘は…!?〉

〈途中で壊れたからさ。それにこんなどしゃ降りなら、傘があってもなくても同じだし〉

〈それは、そうかもしれないけどっ…〉


小さく見える晴翔は、なにかを探すようにキョロキョロと辺りに視線を移す。