隣の席の一条くん。

「社長…。“恋愛禁止”という約束を守れなくて……ごめんなさい。だけど…わたし、好きなんです!彼のことがっ!」

「…ひらり!なに言って――」

「遊びなんかじゃありませんっ!遊ばれてるわけでもありません!彼は、わたしのことを一番に想ってくれています!…だから、わたしも本気なんです!」


ママの制止を振り切って、わたしは社長に訴えかけた。


この恋を許してほしい、認めてほしいなんて思っていない。