隣の席の一条くん。

だから、図書室で告白してくれたときも――。


『あ…あのね!わたし――』

『返事はいらない。花宮さんとどうなりたいとも思ってない。だから、今のは忘れてくれていいから』


わたしも一条くんに気持ちを伝えようとしたけど、それを阻止したんだ。



「でもわたしは、アイドル扱いしない一条くんだから好きになったの。だから、アイドルじゃない…普通の女の子として、好きな人といっしょにいたい」