隣の席の一条くん。

それはきっと、今回のファーストキスのことを意味していたんだ。


怜也は、わたしの初めてのキスを奪いたかった。

…一条くんの目の前で。


怜也は、わたしと一条くんが『ただの友達』ではないと悟っていたんだ。


だからあの言葉は、わたしに向けられたわけじゃなく――。

一条くんに対する…宣戦布告。


なにもできない一条くんの前で、キスシーンを見せつけることが目的なんだ。