隣の席の一条くん。

「…まさか、彼氏?」


わたしの困っている反応が楽しいのか、怜也が茶化すように聞いてくる。


告白はされた…。

だけど、それだけ。


わたしと一条くんは、それ以上なにも…。


「…一条くんは、ただの――」

「ただの友達です」


わたしが言うよりも先に、一条くんが口を開いた。


迷いのない言葉と、そのまっすぐな視線が怜也に向けられる。