隣の席の一条くん。

「ごめんね、一条くん。彩奈に付き合わせちゃって…」

「べつにいいよ。一度はこういう現場、見てみたかったし」


怜也に大興奮の彩奈と違って、一条くんは実に落ち着いている。

金髪で目立ってはいるけど、同じ中学3年生とは思えない冷静さだ。


しばらく一条くんと他愛のない話をしていたけど、一条くんからわたしの衣装やメイクについて聞かれることはなかった。