隣の席の一条くん。

「「…えっ!?」」


ユイカちゃんの言葉にわたしが反応してしまい、マオちゃんと声が重なる。


「ユ…ユイカちゃん!ちょっと…こんなところでっ」

「だ〜いじょうぶ!今、トレーナーもだれもいないから!」


慌てて周りを窺うマオちゃんをユイカちゃんがなだめる。


マオちゃんのこの反応を見る限り、どうやらユイカちゃんが言ったことは図星のようだ。


「だっ…だれにも言わないでね」