『花火しない?』 これまで視線を交わすだけだったふたり。 結愛と別れ、 結愛自身が離れていく頃。 緊張してしまうのか分からないけど、塁斗からのお誘いが来ている。 『花火?みんなと一緒に?』 『....』 『塁斗..』 塁斗は一瞬だけ沈黙になり、 話し始めたときの言葉に驚く。 『ふたりきりで..』 『ふたりきりで?』 『うんそう。みんなと集まってするのも楽しいよね。 でも夏恋と..』