「みつ。今日は、ありがとな。誕生日をお前と一緒に過ごせて、俺めっちゃ幸せ」 チュッと小さな音を立てて、口づけられる。 クッキーよりもずっと、甘いキス。 「あぁ、みつ可愛い。好き、大好きだ」 朝陽くんの唇がすぐ浮いて、また重なる。 「ん……っ」 角度を変えて、何度も唇がついばまれる。 「あ、さひ……くん」 「朝陽くん、じゃなくて。これからは俺のこと、“ 朝陽 ”って呼んで?」 「あっ、あさひ……」 「ん。みつは、本当にいい子だね」 愛おしげに目を細めて、朝陽は私の額に口づける。