私は、朝陽くんの唇に自分から軽く口づけた。
「……っ、」
朝陽くんの目が見開き、次第に頬が赤く染まる。
「たくさんしてもらったから。次は、私からもしたいなって……」
「そんな嬉しいこと言われると、もう止まらなくなるだろ。ここ、学校だぞ? 分かってんの?」
ーーカプッ
「ひゃ……っ」
抱きつかれながら耳を甘噛みされ、思わずぴくんと身体が跳ねる。
「なぁ……それ、外して良い?」
朝陽くんが、私のブラウスのボタンを上から1つ2つ外していく。
そして胸元が露になった瞬間、鎖骨の辺りに朝陽くんの唇が落ちてきた。
「あ……っ」
ちゅーっと音を立てて吸われ、肩がぴくんと跳ねる。
「めっちゃ可愛い声出たね。なぁ、みつ。その可愛い顔も、可愛い声も……ぜんぶ。俺だけにしか、見せちゃダメだから」



