『この俺が、お前みたいに地味でブスな女を、好きになるわけねぇじゃん?
バッカじゃねぇの? 茜たちとのゲームに負けて、罰ゲームで告ったんだよ』
うそ。罰ゲームで……告白した?
それを聞いた私は、頭が真っ白になる。
地味、ブス、バカ……。
自分のことを美人だとか賢いって、思ったことはないけど。
まさか、こんなにハッキリと傷つくような言葉を立て続けに言われるなんて。
あまりのことに、カナヅチで頭を何度も強く殴られたような感覚に陥った。
バカにした奴なんかの前で、泣きたくなかったのに。
涙が次から次へと溢れ出てきて、止まらなかった。
告白を素直に信じた私は、彼にバカにされ散々笑われた上、ありえないことに……。
『古賀のやつ、引っかかったぞー』
彼はそのことを、同じクラスの皆に言いふらした。
皆で、私を笑い者にした。



