「はぁ……はぁ……っ」 私は階段を駆け上がり、屋上の扉の前までやってきた。 屋上へは、扉が施錠されていて行くことができない。 私は扉の前で、うずくまる。 そもそも、少し前まで朝陽くんと一緒に相合傘して、図書館も行ったりしていたのに……。 どうして今、こんなことになってしまったのだろう。 思い返してみれば、最初の告白も突然だったけど。 今回、彼の態度が変わったのも本当に突然だった。 さっきは思わず 『嫌い』って言ってしまったけど……。 本当は朝陽くんのこと、誰よりも『好き』だよ──。