「……私は、良い子になりたい」 誰にも言えない、この恋心とさようならをするんだ。 そして。 良い子の私に会いに行こう。 口の中で宝物はどんどん小さくなっていく。 初恋の味は涙が混ざって、少しだけしょっぱかった。 「さようなら」 ベンチに座ったまま、いつまでも冬の空を眺めていた。 ー完ー