しかし、すぐに優雅に捕まってしまった。

「落ち着いて。未成年が二人だけで世の中に飛び出すのは危険だ。取り敢えず高校を卒業するまでに星夜様をなんとかしよう。話はそれからだろう」

優しく諭されて、冷静になっていく。

「そうだわ、わたくし、どうかしてたわ。ありがとう、優雅」

そして、そのまま部屋に戻った。