パタンとドアが閉まると、早速ポールハンガーを物色する。

確かに私の好みのものばかりだ。どこから情報を仕入れているのか。

……コンコン

「どなた?」

「私よ!私!」

「…凛様。どうぞお入りになって」

ガチャッ

「まぁ!!可愛いドレス!どうしたの?お父様?」

「ええ。今から食事会で。何着ようかと」

……ニヤッ

「凛様?どうされましたの?」

「な、んでもないわよ!私が選んであげるわ!そうね……これも良いわね…」

勝手に選び始めた。でも、センスは良いからこのままにしよう。