ヤバいってどういうことだ、ヤバいってそういうことだ。
どうしようどうしよう……。
やっぱりこんな背伸びするんじゃなかった。
こんなことになるなら水玉のほうが良かったかもしれない…。
「ぅわぁぁぁぁんっ…、もうやーーだーー…っ」
スースーするしヒラヒラするし、前と後ろは紐で繋がれてるようなものだし。
誰なのこれ考えたやつ…!!
なぁんて責めたって、着る人が着ればちゃんと大人っぽいものになるだろうから。
「やっぱ今日しない…、当分しないっ」
「さすがにそれは無理だ」
「お、女の子の日だから…っ」
「もう通用しねえな」
というかこの人はどうしてこんなに冷静なの…?普通なの?いつも通りなの?
こんな泣き喚いてるの私だけだし…。
そりゃ逆に泣き喚かれたら、そんなに駄目かってすっごく落ち込むけど…!
「どれだけ場数踏んできたの…?慣れてるっ、なんかやだ…っ」
もしかしたら私がたくさん待たせてる間に千春さんとこういうコトしてたりして…。
だって今日だって普通に会話してたし、なんか千春さんもすごくスッキリしてるみたいだったし。
「俺にはお前しかいないって言っただろ。俺だって必死に平常保ってんだよ。…優しくしてやるために」
「っ…、」
そっと耳元で囁かれた声は、今まで聞いた何よりも甘くて、優しくて。
涙はピタリと止まって、身体の力はふっと抜けて。
余計に解しにかかってくる甘い唇。
「昔のお前が一瞬で消えた。それくらい───…そそる」
「っ…!…んぁ…っ、」
ふにゃりと溶けた。
真夏に置かれたアイスみたいだ。
「ま、まって…!シャワー浴びたい…っ」
「無理だ、もう待たねえっつったろ。それに……そのままのお前が欲しい」
「っ…!」



