「…つうかお前、陽太に見せたのか」
「……え……?」
え…、え……。
なんか怒ってる……?
なんの話?と首を傾げたならば、余計にイライラが増えてしまったようで。
「わぁっ…!なにすんの…!」
ビリビリなワンピースは一瞬にしてスッと脱がされてしまって。
スースーする…、
なんかヒラヒラする……。
覆い被さるようにそんなものを見てる男。
じーっと見て、その熱が少し高まっているような気が……。
「ぎゃぁぁぁぁぁ変態っ!!なにしてんのっ!?!?」
咄嗟にベッドに掛かっていたタオルケットを手繰り寄せて身体を隠す。
見せたって…、もしかして……。
「あっ!えっ、陽太のヤツ言ったの!?」
「…やっぱ見せたのかよ」
「み、見せてないよっ!着替えてたときに見られたのっ!!完全なる事故なの…!」
てか秘密にしてって言ったのに陽太のヤツ…!!
脳内に出てきたそんなヤツは「え?なんのこと?」なんて笑ってるような気がして。
とりあえずその想像の中で回し蹴りをお見舞いしておいた。
……けど、そんな想像の中でも避けられたように思う。
「ふざけんな死守しろって前に言っただろうが」
「それは佳祐とのキスじゃないの!?」
「あ”?」
やっばい墓穴掘った……もう散々だ。
右からも左からも迫りくる数々の悪行に、絃織のダークなオーラは頂点へとまっしぐら。
「ご、…ご、ごめん…」
こういうものは謝ったほうがいい。
素直に謝るべきだ。
でも本当に私だって絃織にいちばん最初に見せたかった。



