クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

「ほんとのことなんか、書けるワケないじゃない!菅原先輩とあたしが……その……ゴニョゴニョ……」

口には出さないが、ひとりで真っ赤になってうつむく魅亜。

魅亜の右隣りの席の田部井ちゃんはそんな魅亜の様子に

「ああ、やっぱり魅亜ちゃんたら〈菅原関連〉のお願いしちゃったんだよ……。顔見りゃわかるもん……」

と諦めにも似た納得をしていた。

どうしよう……やっぱり学業成就とか合格祈願とかフツーのこと書くかな?

でも、そんな嘘八百書いたら天神様のバチが当たりそうだし……。

魅亜は悩んだ。

もともと、気が小さいのだから仕方がない。

だからつい、正直に書いてしまった。

『願い事は恋愛成就』だったと。

そしてアンケート調査の翌週には魅亜はひとり、校長室に呼び出されてしまったのである。