クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

表参道から太宰府天満宮の境内の奥にまで、たくさんの茶屋が続く。

参道の店先にはハングル文字で書かれた商品メニューのカラフルなポップも躍っていた。

これは韓国の釜山と博多港を行き来する高速船、ビートルとコビーが運航しているため韓国からの観光客が多いからだ。

「ハングル文字もいっぱいあるね。菅原道真の時代にも、この福岡には朝鮮半島や中国大陸の人たちがたくさんやって来たんだろうね」

「う~ん?そうだろうね……?」

田部井ちゃんがせっかく歴史ロマンに浸っているのに、今の魅亜は恋の悩みで頭がいっぱいであった。