クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

『き、キモチ悪い……』

魅亜は先程のめまい以上の強烈な不快さを覚える。

倉員のワシのように尖った鼻。

糸のように細く釣り上がった意地悪そうな目。

しかもよく見ると、その目元には粟粒のような細かいぶつぶつがいっぱい出来ていた。

しかし、その強烈な容姿よりなにより、何とも陰気で不気味なオーラを全身から漂わせた女子だった。

「なに無視してるんですか?ヨーコさんが質問してるの、聞こえないんですか!?」
あまりの不気味さに魅亜は固まり、田部井ちゃんは鬼の形相で睨んでいると、後藤が魅亜たち2人と倉員の間にしゃしゃり出て来た。