クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

『田部井ちゃんはあたしと同じで、特撮やアニメが大好きだもんなぁ』

と魅亜は揺さ振りに耐えながらも、ぼんやりと思う。

『意識しすぎというけれど、田部井ちゃんは別な意味で意識してるよな』

「あたし……、誰かと戦わなきゃいけないの……?」

「は?何言ってんの?ちょっと!大丈夫?」

田部井ちゃんはぼうっとしている魅亜の様子にやっと気付いたのか揺さ振るのを止めた。

「う~、気持ち悪い……。あ~、あのね田部井ちゃん。何も努力してないって言わないでよ!いくら“懸賞入試”でも小論文と英語はきっちりあったんだからね!」