「田部井ちゃん!?何でここに?」
「魅亜ちゃんのおばさんから連絡来たんだよ。魅亜ちゃんが行き先も告げずに出掛けたから心配だって」
魅亜が振り返ると、なぜか悲しげな顔をした親友が立っていたのだ。
「響一郎とは会っちゃダメってあんなに言ったのに、何で言うこと聞いてくれないの!?」
「なっ、何でってそれは菅原先輩が色々心配で……」
「きっと、イヤなことしか起きないって、あたし言ったでしょ!?もう隠し天女なんて辞めて!菅原響一郎とも会わないでよ!でないと、あたし……」
思い詰めた様子の田部井ちゃんは、そこまで話すと下唇を噛む。そして絞り出すように次の言葉を放った。
「あたし魅亜ちゃんと、絶交するから……」
「田部井ちゃん!何で?何でそこまでするの!?何か変だよずっと!」
突然の事にどうしていいか解らない魅亜は泣きたい気持ちを押し殺て、親友に詰め寄る。
「ねぇ田部井ちゃん、どうして私が【隠し天女】って事、知ってるの!?私に何を隠してるの?ヤダよ!田部井ちゃんが何か苦しんでるの私ずっと気づいてたよ!先輩に会うのも反対なのは、何かが田部井ちゃんを苦しめているからでしょ!?ねぇ、本当の事教えてよ!!」
魅亜の絶叫に、田部井ちゃんは立ち竦んだ。そして怖ず怖ずと口を開きかけたその時。
「言いにくいわよねぇ?パパのために親友をスパイしてたとかさあ」
笑いを含んだ陰気な声が、菅原邸の木戸から聞こえてきた。
「魅亜ちゃんのおばさんから連絡来たんだよ。魅亜ちゃんが行き先も告げずに出掛けたから心配だって」
魅亜が振り返ると、なぜか悲しげな顔をした親友が立っていたのだ。
「響一郎とは会っちゃダメってあんなに言ったのに、何で言うこと聞いてくれないの!?」
「なっ、何でってそれは菅原先輩が色々心配で……」
「きっと、イヤなことしか起きないって、あたし言ったでしょ!?もう隠し天女なんて辞めて!菅原響一郎とも会わないでよ!でないと、あたし……」
思い詰めた様子の田部井ちゃんは、そこまで話すと下唇を噛む。そして絞り出すように次の言葉を放った。
「あたし魅亜ちゃんと、絶交するから……」
「田部井ちゃん!何で?何でそこまでするの!?何か変だよずっと!」
突然の事にどうしていいか解らない魅亜は泣きたい気持ちを押し殺て、親友に詰め寄る。
「ねぇ田部井ちゃん、どうして私が【隠し天女】って事、知ってるの!?私に何を隠してるの?ヤダよ!田部井ちゃんが何か苦しんでるの私ずっと気づいてたよ!先輩に会うのも反対なのは、何かが田部井ちゃんを苦しめているからでしょ!?ねぇ、本当の事教えてよ!!」
魅亜の絶叫に、田部井ちゃんは立ち竦んだ。そして怖ず怖ずと口を開きかけたその時。
「言いにくいわよねぇ?パパのために親友をスパイしてたとかさあ」
笑いを含んだ陰気な声が、菅原邸の木戸から聞こえてきた。



