クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

あの女子二人は他人に嫌がらせをする以外の楽しみはないのか?

魅亜はガタガタとブレまくる視界でぼんやりと考えた。

「あたしはてっきり、昨日のアキラのメールで『鳥飼さんから変なメールがきた!電話したら途中で菅原響一郎が出た!鳥飼さんに何かあったにちがいない!救出へ向かう!!』

ってあったから、魅亜ちゃんと響一郎が何か揉めて、てっきり別れたんだとばかり……」

「え?なに?田部井ちゃん……?」

田部井ちゃんの揺さぶる力がほんの少し弱まると、彼女の言葉は語尾も聞き取れないほど小さくなる。

「もう会っちゃダメだよ魅亜ちゃん……。きっとイヤなことしか起きないから……。お願い……」