クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

「用心棒……」

「へ?なに?あたしとアキラがどうかした?」

「じゃなくて、用心棒の研究するんだ、あたし」

「菅原響一郎と?」

「テヘへ」

「もう魅亜ちゃんたらワケわかんないよ!」

田部井ちゃんは後ろで一本に結んだ綺麗な黒髪をブンブン振って、魅亜に迫ってきた。

「いい?魅亜ちゃん!?魅亜ちゃんは全く自覚してないけど、このままじゃかなり危険な立場に置かれるんだよ!!」

「え?危険!?ストーカーかなんか!?」

「違う違う!魅亜ちゃんみたいな貧乏で、ずば抜けて美少女でもない二次元女子を、ストーカーするマニアな男子はそうはいないよ!安心して!そうじゃなくて、あたしが言いたいのはね!」