クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

“そして、とうとう前が見えなくなってきた先輩は仕方なく眼鏡を外して、ハンカチで拭き始めたんだけど、眼鏡外した横顔がもうスッゴくカッコ良かった!

アレは反則だよ!メガネ男子の特権をフル活用だよ!!”

魅亜はうっとりと響一郎の整った横顔を思い出しながら、田部井ちゃんに昨日のあらましを報告した。

「──それから三人でラーメン屋さんを出て、電車に乗って、アキラくんと菅原先輩が私の家まで送ってくれて先輩と日曜日の約束してさよならしたよ」

「え……?日曜日の約束って!?」

魅亜がご機嫌に話していると前方を向いて適当に相槌を打っていた田部井ちゃんが突然、猛然と話題に食いついてきた。