クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

「うんうん、それで?三人でラーメン屋に入ったんだよね?だけどアレだね。あの堅物の菅原響一郎がよく寄り道なんかしたね!『買い食いは校則で禁止されています!』とか、反対しそうじゃん?」

翌朝、魅亜を家まで迎えに来てくれた田部井ちゃんは朝の挨拶もそこそこに、親友に昨日の体験を聞きたがった。

「う?うん。本当はダメなんだけど今日のことは自分が悪かったから二人にお詫びの(しるし)だって。私とアキラくんの分も奢るって言ってもらったんだけど、アキラくんが俺がみんなを誘ったんだからって聞かなくて……。結局、『これで貸し借りなしだよな?』って、アキラくんの提案でみんな自分の分を払ったよ」