クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

「行き倒れ……?何でまた?」

「そうだよ鳥飼くん、なぜエレベーターを使わないんだい?」

アキラと響一郎が“そりゃあ、5階から号泣しなが全力で1階まで駆け降りれば、暑さと呼吸困難で行き倒れくらいにはなるよな”と、またまた共同認識に至って質問する。

「だ、だってエレベーターホールには『一般生徒の使用禁止』ってプレートがあるし、それに……」

言いにくそうな魅亜の視線の先には、仏頂面で新聞を読んでいる事務員がいた。