「鳥飼くん!どこだ!?」
響一郎はエレベーターの扉が開くのももどかしく、ホールへ降りると辺り構わず、魅亜の名前を叫んだ。
職員棟の広いホールいっぱいに響一郎の声だけが響く。
ホールにはすでに明かりが灯り、生徒や職員の姿は見えない。
玄関受付のガラス越しに見える時計は夕方の6時58分を差していた。
「ここに今、女子生徒が降りて来なかったか!?」
響一郎はガラスの向こうに座る、事務員に怒鳴る。
「ああん?」
事務員の年配の男性は不機嫌に読んでいた新聞から顔を上げた。
「一年生の女子だ!泣いていたと思うんだが……!」
事務員はしげしげと響一郎の顔を眺めると校長の息子とわかったのか、ようやく返事をした。
響一郎はエレベーターの扉が開くのももどかしく、ホールへ降りると辺り構わず、魅亜の名前を叫んだ。
職員棟の広いホールいっぱいに響一郎の声だけが響く。
ホールにはすでに明かりが灯り、生徒や職員の姿は見えない。
玄関受付のガラス越しに見える時計は夕方の6時58分を差していた。
「ここに今、女子生徒が降りて来なかったか!?」
響一郎はガラスの向こうに座る、事務員に怒鳴る。
「ああん?」
事務員の年配の男性は不機嫌に読んでいた新聞から顔を上げた。
「一年生の女子だ!泣いていたと思うんだが……!」
事務員はしげしげと響一郎の顔を眺めると校長の息子とわかったのか、ようやく返事をした。



