クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する

「響一郎ではなく、お父さんにとってでしょう?ゆくゆくは中央の政界にも打って出るには、資金がいくらあっても足りませんからね。天神サマの宝の話も響一郎のためなどではなく、お父さんの野心のためではないのですか!?」
「こらこら!声が大きい!!」
理事長はわざとらしく、周囲をキョロキョロしながら校長をたしなめた。

「だから、何度も言っておるだろう!?宝と言っても眼に見える物とは限らんと!何も私はカネのために天神サマの神意を読み解く、隠し天女に鳥飼くんを選んだワケではないのだぞ!これは我が九州菅原家の名誉のためでもあるのだ!!」