山ずみの段ボールと、山ずみの食器をきれいに片付けると、この部屋にも生活感が生まれた。 その後、約束通り三人で豚汁を食べて、幸助が食後にアイスクリームを買ってきてくれた。 そして「ミロもどうぞ」と当たり前のように三人分のミロを用意してくれる。 大学の長い休みの期間がアルバイトだけで終わるかもしれないと思っていたけれど、 賑やかなお隣さんのおかげで私の生活は、案外楽しくなりそうだ。