ナツ君は意外にも蒙古斑に食いついて
「え、僕とおそろになったん? 見せてよ」
と幸助に駆け寄った。
「ナツはまだ蒙古斑あるもんなあ、これでおそろだね〜」
「幸助はもう無くなってる?」
「もちろん。でも今日復活した」
おいおい、まさかここで披露させるんじゃないよな。
幸助に視線をむけてみる。
すると案の定、危惧した通りズボンに手をかけていた。トイレに入って湿布を貼った意味よ。
「蒙古斑の披露は家に帰ってからにしてください」
私がそう言うと、
「……あ、そうですよね。すみません」
と、顔を赤くさせて幸助が謝った。
いや、ここにきて照れ臭そうにされても逆に困るんですけどね。それより、よくその精神でオケツを露出させようとしたな。



