――気まずい。
パンダ空気清浄機、ポンコツだったじゃん。
どうしよう……
何を話そう……
その時。
あっ君が私から外したバレッタが、
目に飛び込んできた。
「そのバレッタ……わたし用?」
「多分僕。
今日のダンスレッスン前に、
正座でお説教だからね」
質問の答えになってないよ。
何の話?
「あっ君は、誰に怒られちゃうの?」
「ゾルックのマネージャーに」
「なんで?」
「昨日のレッスン、
僕、ずる休みしちゃったから」
あっ君、体調が悪かったのかな?
「熱が出ちゃったとか?」
「病気じゃないよ」
「じゃあ……」
「変装して。
ショッピングモール内、グルグルしてた」
テンション、低空飛行キープ。
ピクリとも笑わないあっ君に
「いきなり洋服を買いたくなっちゃうこと、
あるよね?」
ハイテンションで擁護したつもりが
「買いたかったの、洋服じゃないし」
返ってきたのは、イライラ声。



