2人の笑顔を思い出すと、胸がチクリと痛んだ。
結果的にみんなを騙していたことになるのだ。
「そんな……」
「だから、中学2年生が終わるころあたしはまたみんなの記憶を改ざんしなきゃいけない」
「改ざんって、今度はどうするんだよ?」
「今度はみんなの中からあたしの記憶を消すの。浅海千奈なんて最初からいなかったことになる」
言いながら、声が震えてしまった。
今まで何度もしてきたことなのに、どうしてこんなにつらい気持ちになるんだろう。
「俺も、千奈のことを忘れるってことか?」
「そうだよ」
洋人君がどれだけつらそうな顔をしても、あたしはうなづくしかなかった。
余計な期待はさせちゃいけない。
これ以上、あたしの人生に巻き込んでもいけないから。
結果的にみんなを騙していたことになるのだ。
「そんな……」
「だから、中学2年生が終わるころあたしはまたみんなの記憶を改ざんしなきゃいけない」
「改ざんって、今度はどうするんだよ?」
「今度はみんなの中からあたしの記憶を消すの。浅海千奈なんて最初からいなかったことになる」
言いながら、声が震えてしまった。
今まで何度もしてきたことなのに、どうしてこんなにつらい気持ちになるんだろう。
「俺も、千奈のことを忘れるってことか?」
「そうだよ」
洋人君がどれだけつらそうな顔をしても、あたしはうなづくしかなかった。
余計な期待はさせちゃいけない。
これ以上、あたしの人生に巻き込んでもいけないから。



