それが、私にとって最初の誘拐事件であり、そして始めての洗脳であった。


まだ幼く純粋な少女は数日で私の洗脳にかかってしまったのだ。


もちろん、それをとくつもりなんてない。


それに少女を傷つける気だってさらさらなかった。


だって少女は私の娘なのだから。


可愛い可愛い、娘なのだから……。