テスター

包帯女は女子生徒の両足を担ぐと、引きずりながら移動を開始した。


その先にあったのは赤い車で、トランクを開けると少女の体を放り込んでしまったのだ。


「ちょっと、これも冗談だよね?」


智恵理が言うけれど、あたしも栞も返事ができなかった。


心臓がバクバクと早鐘を打ち始めていることだけは確かだった。


その後一旦動画は途切れたが、すぐに再開された。


そこは暗い倉庫の中のようだけれど、荷物はなにも置かれていないから、ここではなさそうだ。


カメラが拘束されている女子生徒の姿を映し出した。


今のあたしたちの状況と全く同じだ。


あたしはゴクリと唾を飲み込んだ。


包帯女が少女に近づき、スカートから見えている足に触れた。


細くて長く、とても綺麗な足だ。


包帯女はしばらく品定めをするように少女の足を撫で回し、おもむろに立ち上がった。


一度フレームから外れた包帯女が再び姿を見せたとき、その手にはチェンソーが握られていた。


なれた手つきでエンジンをかけ、その音に反応して少女が目を覚ました。