外から自分の部屋の窓を見上げると、電気は点いていない。 真っ暗だった。 恭介は・・・ 鍵を開けてポストに入っている手紙を取る。 その封筒の形を見て全てを悟った。 恭介は今日、私とお別れしたんだね。 部屋の電気を点ける。 真っ先にテーブルの上にある手紙が目に入った。 【 詩織、今までありがとう 】 涙でその恭介の字が滲んで良く見えないよ、ねぇ恭介。