サッカーの練習が終わるまで、門の所で恭介を待つことにした。 寒い・・・。 教室で待っていればよかったかな。 でもすれ違ってしまうかもしれないし。 私は手に「はぁー」っと息を吹きかけてほんの少しの暖を取った。 7時近くになり、サッカー部のメンバーが歩いてくるのが見えて。 その中に、佳希くんと話しながら歩いてくる恭介を見つけた。 「恭介!」 そう呼ぶと、びっくりしてこちらを見る。