遊園地に着きました。
チケットを買って入場する。
「ねえっ! どれから乗る!?」
「ジェットコースター行くか」
「えっ」
はしゃぐ瑠衣くん。
ジェットコースター押しの祐樹先輩。
顔を引きつらせている星矢くん。
星矢くんは昔からジェットコースター苦手だったもんね。
「星矢くん。私たちは下で待っていようか?」
と、私は星矢くんに聞いたのに。
「だめっ! 奈々ちゃんは、ジェットコースターに乗るの!」
「ええー……」
「僕の隣なんだからね!」
瑠衣くんの顔がぐいっと近くなる。
一歩後ずさりをする私。
すると、瑠衣くんは表情を変えて、私の髪の毛に触れた。
「瑠衣くん、どうしたの?」
「奈々ちゃん、これ……」
瑠衣くんが、私の前髪についているヘアピンに触れた。
そう。
このヘアピンは。
「僕があげたやつ……」
瑠衣くんに彼女のフリを頼まれたときに買ってもらったヘアピン。
今まで、つけるタイミングがなかったから、つけなかったけど。
今日は前髪も邪魔になるかなぁ、と思ってヘアピンをつけてみた。
チケットを買って入場する。
「ねえっ! どれから乗る!?」
「ジェットコースター行くか」
「えっ」
はしゃぐ瑠衣くん。
ジェットコースター押しの祐樹先輩。
顔を引きつらせている星矢くん。
星矢くんは昔からジェットコースター苦手だったもんね。
「星矢くん。私たちは下で待っていようか?」
と、私は星矢くんに聞いたのに。
「だめっ! 奈々ちゃんは、ジェットコースターに乗るの!」
「ええー……」
「僕の隣なんだからね!」
瑠衣くんの顔がぐいっと近くなる。
一歩後ずさりをする私。
すると、瑠衣くんは表情を変えて、私の髪の毛に触れた。
「瑠衣くん、どうしたの?」
「奈々ちゃん、これ……」
瑠衣くんが、私の前髪についているヘアピンに触れた。
そう。
このヘアピンは。
「僕があげたやつ……」
瑠衣くんに彼女のフリを頼まれたときに買ってもらったヘアピン。
今まで、つけるタイミングがなかったから、つけなかったけど。
今日は前髪も邪魔になるかなぁ、と思ってヘアピンをつけてみた。