愛して先輩っ! XXX

ここは、どこなんだ?

……女子寮、で合っているよね?

自信がなくなってきた。


家の中に案内されると、大きなリビングが私たちを迎えてくれた。

リビングには大きなソファにローテーブルがあって。

テレビもあって。

まさに、普通の一軒家。



「ただいま」

「あ、おかえりー」



星矢くんの言葉に、返ってくる声。

その声と同時に、ソファからぴょこんと顔を出したのは、超絶かわいい男の子。

赤茶色の髪の毛。

前髪をヘアピンで留めている姿が、なんとも言えないかわいさ。


その男の子の目が私をとらえたのが分かった。

表情は一変して、鋭い視線を私に投げかける。



「……その子、誰」



先ほどの『おかえり』とは変わって、冷たく低い声がリビングに響く。

見た目はかわいいけど、雰囲気は怖い。



「今日から一緒に暮らす、奈々だよ」

「あー。学園長が言っていた子?」

「そうそう」



ふーん。

と、興味があるのかないのか、私から視線を離さない男の子。


っていうか。

今、一緒に暮らす、って言った!?