そして昼休み。校舎裏に行くとすでに岡崎先輩がいて。

「ごめんね、呼び出しちゃって」

あれ?なんか素直な感じ?気合を入れてここに来たのにな。

手に入れていた力が抜けた。

「いえ、大丈夫です」

「私、オブラートに包むような言い方できないから、単刀直入に言うね」

「はい・・・。」

「立花さんは翔の何を知ってるの?どうして翔は学校で禁止されているバイトしているのか知ってる?」

「い、え。理由は知りません」