「なにやってんの?」
低い声。
怒ると少しかすれるその声。
心地いい声。
どうしてあなたなの…。
「るい…。」
るいは、私から男を引き離す。
「嫌がってんじゃん。」
男がるいの胸ぐらを掴む。
「いきなり割り込んできて何?すげぇ邪魔なんだけど。」
るいも男の胸ぐらを掴み返した。
「今すぐうせろ。」
そう言って物凄い力で男を引きずった。
私は慌てて、るいを止めた。
男は何も言わずに、その場から一目散に逃げて行った。
るいは、再び自分の部屋に帰ろうとする。
「るい!助けてくれてありがと!」
るいは振り返り、ただじっと私を見つめる。
少し髪の毛が伸びていて、大人っぽか感じた。
それ以外は、大好きだったあの頃のままだった…。
「お前、それなりに遊んでんのね。」
…え?
「違うよっ!私はこころと2人だと思ったら、知らない男の人がいて…。」
「ビッチ。」
そう言って鼻で笑われた。
なによそれ…。
「こんな時間に男女でいるなんて、お持ち帰りされてもおかしくねぇだろ。
ちょっとは気をつけろよ。」
「たかねだってこんな遅くに遊んでるじゃん!」
「俺はあきらと来たんだよ。」
親友のあきらと2人で来ていることを知って、少しホッとする自分がいた。
もしかして、女の子と来てるんじゃないかと思ってたから。
「じゃ、俺行くわ。じゃーな。」
「…うん。バイバイ。」
るいの後ろ姿が悲しく見えた。
呼び止めることはできたはず。
でも、できなかった。
今呼び止めてしまったら、またあの頃みたいに辛い思いをしてしまうんじゃないかと思い。
ハイボールの苦い味が、まだ口の中に広がる。
まるで今の私の気持ちみたい…。
後日、こころから謝罪の電話があった。
「みおちん怖い思いさせちゃってごめんね!」
「無事に家に帰れたから大丈夫だよ〜。」
るいのことは、あえて言わないでおこう。
低い声。
怒ると少しかすれるその声。
心地いい声。
どうしてあなたなの…。
「るい…。」
るいは、私から男を引き離す。
「嫌がってんじゃん。」
男がるいの胸ぐらを掴む。
「いきなり割り込んできて何?すげぇ邪魔なんだけど。」
るいも男の胸ぐらを掴み返した。
「今すぐうせろ。」
そう言って物凄い力で男を引きずった。
私は慌てて、るいを止めた。
男は何も言わずに、その場から一目散に逃げて行った。
るいは、再び自分の部屋に帰ろうとする。
「るい!助けてくれてありがと!」
るいは振り返り、ただじっと私を見つめる。
少し髪の毛が伸びていて、大人っぽか感じた。
それ以外は、大好きだったあの頃のままだった…。
「お前、それなりに遊んでんのね。」
…え?
「違うよっ!私はこころと2人だと思ったら、知らない男の人がいて…。」
「ビッチ。」
そう言って鼻で笑われた。
なによそれ…。
「こんな時間に男女でいるなんて、お持ち帰りされてもおかしくねぇだろ。
ちょっとは気をつけろよ。」
「たかねだってこんな遅くに遊んでるじゃん!」
「俺はあきらと来たんだよ。」
親友のあきらと2人で来ていることを知って、少しホッとする自分がいた。
もしかして、女の子と来てるんじゃないかと思ってたから。
「じゃ、俺行くわ。じゃーな。」
「…うん。バイバイ。」
るいの後ろ姿が悲しく見えた。
呼び止めることはできたはず。
でも、できなかった。
今呼び止めてしまったら、またあの頃みたいに辛い思いをしてしまうんじゃないかと思い。
ハイボールの苦い味が、まだ口の中に広がる。
まるで今の私の気持ちみたい…。
後日、こころから謝罪の電話があった。
「みおちん怖い思いさせちゃってごめんね!」
「無事に家に帰れたから大丈夫だよ〜。」
るいのことは、あえて言わないでおこう。

