【完】桜色の君を抱きしめたい




昨日の夢はなんだったんでしょうか。目の前に男の人がいたようにも見えましたが。

「ねぇねぇ佐伯さん。連絡先交換しようよ」

ひっ...!また来ました。私とは正反対のパリピさん達です。私はひっそりと暮らしたいんです。

「佐伯さん聞いてる?」

トン

「ごめんなさい。私、用事がありますので失礼します...!」

肩を触られ、驚いた夢花は教室を飛び出した。

「何あれ?小さいくせに生意気」