お日さまみたいな温かい君に包まれて

視線の先には、同い年くらいの女の子達が雪塚さんに話しかけていた。

ニコニコして親しげに話す彼女達に対し、雪塚さんは若干顔が引きつっている。


あぁ、まだお化け屋敷の疲れが取れてないんだ。
せっかく友達と会えたのに申し訳ない。


彼女達が去っていき、急いで雪塚さんの元へ。



「遅れてごめん! さっきの子達、友達?」

「あっ……ううん、同級生。もしかして待ってた?」

「いや! 全然! もう少し休んでいく?」

「大丈夫! もう回復したから!」



「次行こう!」とニッコリ笑って立ち上がった雪塚さん。

良かったと安心したいところだけど……先程引きつった顔を見てしまったため、空元気なのではないかと疑ってしまう。


お化け屋敷の時も、最後めっちゃ怖がってたし。
平気なそぶり見せてたけど、我慢の限界だったのかなって。

なんて、考えすぎかな。



その後もアトラクションを楽しみ、時刻は夕方の5時を回った。

クレープで小腹を満たし、いよいよ最後の観覧車へ。

火照った体をミニ扇風機で冷ましながら歩を進めていく。


まだ乗る前だとはいえ、いざ本番って考えるとドキドキしてきた……。

でも、昨日の夜何度も練習したし、今朝も練習したからきっと大丈夫だ! 自信持て!